大学院授業 環境保全と生態工学

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GroupD 飯川祐基(環境デザイン研究室) / 中嶋司(水町研究室) HOME
コメント 感想
■安田さん ・グリーンインフラを導入する際のデメリットはあるのか。 ・ニューヨークと北九州の降水量の違いはあるのか。 ・ニューヨークのグリーンインフラを北九州にそのまま導入できるのか。 ■鬼武さん ・洪水を防止するために必要な面積を算出すればより説得力のある提案になる。 今回、初めて知ることや学ぶことが多く、自分の知識の幅を広げるいい機会になりました。特にグリーンインフラという自然環境を効果的に用いて防災に取り組む試みがあることを初めて学び、もっと街中に広がるべきだと感じました。今まで何気なく見ていた街並みの中にグリーンインフラを導入できる場所がたくさんあることに気づき、いろんな角度から物事を見つめることが重要だと思いました。そのためには多くの知識を身につける必要があり、今回の活動では今まで知らなかったことをたくさん学ぶことができたのでとてもいい経験になりました。発表では多くの人からアイデア・提案をほめていただき、とてもうれしかったです。(栗田)
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本講義を通して、環境保全の定義や生態工学という学問、緑地空間・水辺空間の設計での考え方、必要事項といった様々な学びがあった。また外部講師の出光先生やIngunn先生、(株)KOISHI 小原社長をはじめとする社員の方々からは、土木技術者としての在り方や緑地空間の価値、現場における精密さの重要性について学んだ。 そして今回の最終講評会では、植栽本数やゾーニングについて提案に対する具体的な指摘をいただいた。また生態工学をデザインに活かす上で、コアエリア・バッファーゾーン・トランジットゾーンを敷地だけでなく、広域的に捉えることで広域における対象敷地の役割を明らかにするという考え方や、生態工学的なデザインとは、都市空間に自然環境を無理やり創出するのではなく、自然環境が持つ性質のエッセンスをデザインに活かすことであるという考え方、自然環境を保全したり、生態工学的デザインを行ったりする上で、どれほどの経済効果を試算することで、観衆に対して伝わりやすく、説得力が増すことなど、とても重要な考え方を教えていただいた。 提案に対する意見の中で、伊東先生が環境教育の概念的質問をいただいたが、環境教育とは自然環境と触れ合う機会を提供することを指し、生物学や生態学の知識・知見を伝えることで身の回りの環境について関心を持ってもらうことだと考えている。以前は身近な自然環境があり、特別に自然との触れ合う機会を設けずとも、日常的に自然と触れ合っていた。しかし自然環境が減少し、身近な自然環境が失われたため、環境教育のような自然と触れ合う機会を設けることとなったのではないかと考えている。より身近に自然と触れ合う機会を提供するために、住民の身近な場所に自然環境を整備し、日常的な自然体験を提供する必要があると感じた。本講義を通して学んだことを大事にし、将来の仕事に活かしていきたい。(飯川祐基)